毎年恒例となっている「アートダストボックスペイント」ワークショップを実施しました。
この取り組みは、保見団地に設置されているダストボックスを、保見中学校1年生とアーティストが協働し、アートの力で生まれ変わらせるプロジェクトです。
まずは、保見団地県営自治区長さんから団地のごみ問題についてお話を伺い、その後、豊田市清掃局の方からごみ出しのマナーについてレクチャーをしていただきました。
その後はクラスごとに分かれ、アーティストが講師となり、
「言葉が通じなくても、絵を見れば何を捨てるダストボックスなのかがわかるデザイン」
をテーマにアイデアを考えていきました。


日本語とポルトガル語が飛び交う教室の中で、生徒たちは互いのアイデアを出し合いながらデザインを深めていきます。グループでの話し合いでは、メンバーそれぞれの案の共通点を見つけて融合させたり、異なるアイデアを組み合わせて新しい発想を生み出したりと、活発なディスカッションが行われました。ペンやクレヨンを手に取りながら、紙の上で思いを形にしていく姿がとても印象的でした。

そして迎えたペイント当日。体育館には1年生約120名とアーティスト8名が集まり、これまでのデザインワークショップをもとに制作された原画をもとに、協力してペイントを行いました。会場はとても賑やかで、エネルギーに満ちあふれた時間となりました。


生徒たちは自分たちがデザインしたダストボックスに夢中で色を塗っていました。ときにはダストボックスだけでなく、自分の手や友達の腕に絵の具を塗り始めてしまい、そちらに夢中になる子がいるのも保見中学校ならではの光景です。
セレモニーでは、多くの生徒が感想を発表してくれ、この取り組みの意義を改めて感じる時間となりました。
「この活動をきっかけに、これからも地域をきれいにしていきたい」
「みんなで考えて、協力して絵を描けて楽しかった」
そんな前向きな言葉がとても印象的でした。

今年度は
ダストボックス8台、看板12枚 を制作。
これまで4年間で完成したアートダストボックスは、合計29台になりました。
保見団地には、まだ約170台のダストボックスがあります。
地域をきれいにすること。
誰もが楽しく暮らせる街をつくること。
言葉や文化の違いを越えて、共に創り、共に生きること。
これからも地域に根づく活動として、少しずつ歩みを続けていきます。





