中学生×アーティスト アートダストボックスプロジェクト

豊田市立保見中学校との共同事業として今年度もアートダストボックスペイントを実施しました。

中学校の総合学習の一環として実施される、団地内のごみステーションに設置するための多国籍団地ならではのダストボックスを考え、制作するプロジェクトです。

第1回目は体育館で1年生全体に向けて保見団地のごみ問題について自治区長さんの講話や、豊田市の循環型社会推進課の職員さんからのレクチャーがありました。全体会の後は各クラスに移動し、アーティストによる自身の作品の紹介をしてからデザインワークショップをしました。

日本語とポルトガル語が入り混じながら飛び交う活発なコミュニケーションによって、柔軟なアイデアがたくさん出ていました。

「保見のごみ問題は知っていたので解決したいです」

「ごみ問題に対して、自分ができることがあればどんどんやっていきたい」

「みんながそれぞれ自分が楽しく絵を描くことが多様性を受け入れ合うってことなんだと思う」

「アーティストさんの作品を見て、感じたことを表現することはとてもすごいことだと感じました。アーティストさんが描いていた絵には世界をつなげたい思いがたくさん込められていて感動しました。絵は世界を繋げるんだと思いました」

など、環境保全についてやアートについてなど、前向きに自分事として考えていることがわかる言葉がとても多かったです。

デザインワークショップでは、アーティストのデザインの考え方や構成の仕方などを生徒が学び、各クラスでグループになり担当する分別ごみのダストボックスデザインや、環境美化啓発のポスターデザインを考えました。

生徒が考えたアイデアをもとにアーティストがデザインを決定した後に、1年生120名が体育館に集まり、一斉にペイントをしました。賑やかな中でダストボックス8台と看板12枚を制作することができました。

授業後に特別活動室に移動し、アーティストによって仕上げの作業を行い、完成させることができました。中学生のエネルギーとアーティストのパワーがぶつかり合ってできた作品は圧巻の仕上がりでした!!!

これらのダストボックスは保見団地のごみステーションに設置されることになります。

中学生たちがデザインに込めた想いはきっと団地に住む多くの人に伝わっていくと思います。

3月にお披露目会として芸術祭を開催する予定です!多くの皆様に保見団地に来てもらいたいです。

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